あっという間に床の下地を貼り終えた大工さんは、休む日まもなく下地胴縁の取り付けにかかる。
壁が薄い
下地胴縁の間隔は45センチとしている。
以前玄関のリフォームを依頼した時の業者は、胴縁間隔を20センチ程度としていた。
しかも、石膏ボードの厚みは9ミリ。
壊れることはないだろうが、なんだか心もとない。
これがやすさの秘密なのだろうか。
DIYでセルフリフォームした時でさえ、石膏ボードは9ミリとしたものの、胴縁間隔は30センチとしていた。
猛スピードで胴縁を張る
壁のDIYは何度か経験があるので、自分でもできそうだなと思った。が、やはり細かなところをどういうふうに収めていくかのアイディア出しが素速い。いくら下地とはいえ、余った木を使いながらうまく納めていた。
さすが大工さん、DIYではありえないような猛スピードで胴縁を張り終え、少し経って見に行ったら、石膏ボードの工事も半ばを過ぎていた。
DIYの役に立つことを少しでも学べればと思っていたが、そんな暇はなかった。
時間で言うと、トイレすべての胴縁を張るのにかかった時間は2時間ほど。
「リフォームなので、微妙な壁の凹凸を合わせなければならないので多少時間がかかる」
と言っていたが、とても速い。
時間がない!
大工さんは昼ごはんも休憩も抜き。
それだけ工事が押しているようだ。
現場監督の人が、
「もし、もしも今日できなかったら、明日の午前中の完成でもいいですか?」
と聞いてきた。
「突貫工事で手抜きされるよりも、多少時間かかってでも丁寧に工事をしてほしい」
という思いがありつつも、
「また一晩トイレが使えないのは不便だ」
という思いが交錯する。
まあ、終わらないものはしかたがないので、事態を見守ることにする。
石膏ボードも超速で取り付け
石膏ボードの取り付けも超速だ。
1畳分のトイレの石膏ボードはわずか1時間程度で取り付けてしまった。
途中から、壁紙を貼るためにクロス屋が来ていたのだけど、
「大工さんがボードを切る」
「クロス屋さんがボードを貼る」
という形で手伝いながら工事をしていた。