壁を解体
まず、壁から剥がしていく。
以前書いた通り、壁は、引っ越してきた当時は砂壁とタイルでできていた。
表面のクロスをはがすと、砂壁が出てきた。
以前貼ったクロスは、砂壁の上に直接貼れるもの。
砂壁は接着力が薄く、壁紙は貼りにくいが、専用のものなら砂壁の上からもはることができる。
壁紙を剥がした後は、砂壁を壁ごと崩す。
大きな塊だ。
大工さんは、タイルも壁ごと剥がして、土のう袋サイズに割るのではなく、そのままトラックに積んでいた。
ここまでは簡単。バールさえあれば、素人でもDIYでもできる。
床をコンクリトーハンマーで削る
次に問題の砂出し。
まずは、コンクリートの表面をコンクリーハンマーで割る。
コンクリートハンマでのはつりは粉塵が大量に出るので、トイレのドアを締めて行っていた。
するとなおさらトイレ内で粉塵がこもるので、解体は大変だなと思った。
事件発生!
別室でくつろいでいたところ、突然大工さんが走る音が。
そして、黒い影がカーテンの外側を走っていくのが見えた。
10分ぐらいした後、
「申し訳ありません。水道管を割りまして、部屋が濡れてしまいました」
大工さんが謝ってきた。
確かに部屋はびしょ濡れだ。洒落にならないレベル。
トイレとその部屋は壁で仕切られているし、トイレのドアを閉めればそれほどたくさんの水が漏れるとは思えないがどうやったらそんなことが起こるのだろうと言うぐらい、水漏れは激しかった。
まるで部屋が池のようだ。
まずは部屋においてあったものを退避させる。
大工さんは、たった1枚のタオルでなんとか水を吐き出そうとしていたので、不憫になってタオルを5、6枚差し出した。大工さんは、
「すいませんすいません」
と言いながら、床を拭いていた。
その部屋にあったものの一部は被害を受けている。
まずは布団。濡れてしまった。
そして、お歳暮のエビスビール。
袋しか濡れていないような気がしなくもないが、お歳暮なので袋は重要だ。
これは痛い。
他にも、24缶入りのビールがびしょびしょに濡れてグニョグニョになったり、農家からもらった新米が被害を受けたりと散々だ。
買ったばかりのルンバがその部屋においてなかったのは幸いだ。
いつもなら確実にその部屋に置くから。
ほどなくしてやてきた、リフォーム会社の社長が、
「布団はクリーニングに出して、明後日までに戻ってくるようにします」
「お歳暮は買ってきます」
というので、とりあえずは許した。
リフォームDIYのあとが見えてきた
解体が進むについて、何年か前にDIYでリフォームした玄関の部分の壁の裏側が見えてくる。セルフリフォームした部分のみが新しいので、自分のDIY箇所がすぐにわかる。
在りし日のDIYがとても懐かしい。
1日目は、解体だけで終了。
いかに解体が大変か、よくわかった。
もう1日で、壁も床も貼って、便器まで付けれるのだろうか。
不安だ。