最低限の解体DIYは終わったので、引き続いて柱の設置に入っていく。
工事にあたって、ブルーシートで現場を覆った。
いよいよリフォームも本格的になってきた。
土台と大引きの設置
DIYでリフォームするにあたって、一番懸念していたのが土台と大引きの設置。
なぜなら、
- 玄関の床は水勾配があり、微妙に水平ではない
- 床はタイルでできており、アンカーを打ち込みづらい
から。
石工用ドリルピットでもタイルには穴が開かなかったので、土台をアンカーボルトで固定するはあきらめることにした。かわりに、金具をじゅうぶんに使って、既存の建物と新しく作る土台を固定することにした。
土台とは言っても、実際は建物自体は桁で支えられているので、構造上は極端な強度は不要なはず。
水勾配があり床が斜めな件は、
「 レンガ+基礎パッキン+基礎パッキンのスペーサー」
を土台の下に入れることで調整した。
これは、
- 転ばし床にすると既存の玄関ホールよりも床高さが低くなってしまう
- 束柱を作るには床が低すぎる
- 市販の床束も床と玄関の高さが低すぎるためつかえない
ということで採用した苦肉の策だ。
基礎と土台の固定が甘いかと多少心配しだったが、火打ち金物で既存土台と新しい土台をくっつけたらかなり頑丈になった。本来ならば火打ち金物は床下には使わないものなのだけど。。。
これ以上の補強はDIYスキルが向上したら、あと施工アンカーボルトを使用して行うことにする。
大引き・柱などの材料はもらい物
DIYでリフォームするにあたって、大引きなど大型の木材も大量に購入することを考えていたのだけど、幸いプロに頼んだ「りフォーム工事のあまり物」を譲ってもらうことができた。
電動ハンマーでモルタル壁をはつる
ダイヤモンドホイール入りのグラインダーで壁に溝を入れ、電動ハンマーでぶち壊す。
電動ハンマーは近所の ホームセンターでレンタルしてきたもの。
DIY自体にそれほど時間はかからないがバールに比べはるかに作業が早い。
だが、このグラインダーと電動ハンマーはいずれも強烈に埃が舞う。鼻や耳の中などはコンクリートまみれになり、大変だ。
しかもラス下地も一緒に切るので、火花も散る。この火花とコンクリート片が体に突き刺さってくるので、十分に防御して工事しなければならない。
柱の設置
次は、土台の上に柱を立てる。
本格的なDIY臭がプンプン。
これまでのコンクリート臭とうって変わって爽やかな香り。
建物自体は桁で強度が確保されているので、この柱自体に大した構造的意味合いはない。
そして壁を作るための間柱を入れていく。
間柱の設置はDIYでもじゅうぶん対応可能な簡単なものなのだけど、既存の桁や壁が斜めになっているので、
- 垂直を確保しようとすると、既存の壁と間柱の間に隙間ができてしまう
- 既存の壁に合わせると壁が垂直にならなくなってしまう
ということで、取り合いに苦労した。リフォームというものは難しいものだとつくづく実感した。
こんなところでもプロは迷わずにやってしまうのだろうが、DIYだと問題に直面するたびに考えながら作業を行うので、何かと時間がかかる。