『パーゴラを作る』これはDIYのなかでもかなり難しい部類に入るものだと思う。
今回のパーゴラでは、2×8・長さ12ft(3,640mm)という重い材料を、高さ3mのところまで持ち上げるということになった。
なんとなくのイメージは、下図の通り。
いかに容易にDIYできるか、事故のないよう簡単に作業できるかを入念に検討し、詳細な納まり部分の設計をしてみた。
パーゴラ柱上部の納まり
具体的には、柱の頭頂部を切り欠き、そこに2×8×12ftの桁材を乗せて、コーチスクリューやボルトで固定することにした。
いったん持ち上げてしまえば、材料は切り欠き部に置いておくだけなので、安定するので安心して作業できる。
ぱっと見では柱の加工は仕上げが難しそうだけど、マルノコだけでこの形状を作ることができる。
もっと複雑な継ぎ手を作ればより丈夫になるんだろうけど、DIYでパーゴラの頂部に桁や梁を乗せるには、これが精一杯だった。
パーゴラ頭頂部作業の流れ
まず、柱の頭頂部を加工し、桁を載せる。
桁には4×4材を使用した。
そして、切り欠きに2×8の巨大な梁を乗っける。
柱と梁はボルトで、梁と桁はコーチスクリューで連結する。
そして筋交いをつける。筋交いをつけることで、大幅に安定性がアップした。
下の写真が完成したところ。
パーゴラのルーバー
ルーバーの切り口
ルーバーの切り口は、ラウンドさせたり複雑なものとしたりいろいろおしゃれなものが考えられるが、加工性を考えシンプルなものとした。
ルーバーの施工
いわゆる『渡りあご』で行こうと思っていたのだが、シンプソン金具で固定した。
シンプソン金具は便利だ。
今回のウッドデッキ&パーゴラDIYでも大いに利用した。
ただ、多用すると、費用がばか高くなるのが難点。
パーゴラ完成
ということで、ウッドでッッきつきパーゴラが完成した。
これで友人も大満足。
ちょっと一息ついて、次はフェンスを作ることになった。