パーゴラ付きウッドデッキの基礎

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基礎は、DIYでウッドデッキを作るにあたって、安定性や耐久性などを考慮すると、設計が一番悩ましい点だ。
しかも、基礎を設置する場所によって形状が異なる。今回は、下記のように3つの種類の基礎を用意した。

ウッドデッキの基礎

まずは、既存のコンクリートの上に基礎を立てる。コンクリート上に図面に沿って赤鉛筆で柱を置く位置をマーキング。そしてマーキングの上に柱を置く。いよいよ本格的なウッドデッキ工事の始まりだ。

コンクリートたたき部分の部分の基礎

ウッドデッキの基礎

コンクリート部分に直接木の柱を置くと腐食が懸念されたので、何らかの対策が必要。
当初は、硬質ゴムシートを敷く予定だったんだけど、基礎パッキンを置き、その上にウッドデッキの基礎となる柱を置くことにした。

基礎パッキンがコンクリートの上で滑るのでやや難儀したけど、今考えてみれば、基礎パッキンをコンクリートに打ち付けるかコンクリート接着剤で固定してしまえばよかった。

基礎パッキンは、物置を作った時のように基本的には換気を目的とするものなんだけれども、今回は小技として採用した。

土の部分の基礎

羽子板付き束石を利用したウッドデッキの基礎

土の部分は、デッキが沈むと困るので、砕石を敷いた上に羽子板つき束石を置いて対処することとした。
砕石の厚みは5cm程度。心配なら10cm敷いてもいいし、砕石の上にコンクリートを打設してもいい。が、今回は、そこまでの基礎を作る必要はないと判断した。
羽子板の部分を持って、砕石を付き固めると物凄く楽だった。

束石を砕石の上に置き、束石のうえに柱を仮置きする。羽子板部分には穴が開いているので、その穴にネジなりボルトなりで固定する。
今回のウッドデッキでは、4箇所のネジで束石と束柱を固定した。

ウッドデッキの基礎写真

実際の施工の様子は写真の通り。
気をつけるべきこととしては、羽子板の向きを なるべく完成時に目立たないようにすることだろうか。
もっともこのウッドデッキを作る時は、そんなことまで頭が回らず、とにかく必死だった。

パーゴラ支柱部分の基礎

パーゴラの柱を支えなければならないので、大きな基礎としなければならない。
4本の支柱のうち、2本はコンクリートたたき部分に乗り、もう2本は土の上に施工することになる。

コンクリートたたき部分の部分の基礎

ここは、基礎パッキンの上に直接置くのではなく、ホームセンターで売っていた羽子板つき束石のうち、一番大きな物の上に柱を置くことにした。
これが妥当なのかわからないけど、不安定性はない。

土の部分の基礎

パーゴラの基礎

かなり荷重がかかるところなので、砕石を入念に突き固めその上に30センチ角のコンクリートを基礎として、ボルトでコンクリートと専用金具を固定することとした。
30センチ角のコンクリートは、雨水桝を利用して、中にコンクリートを流し込むことにした。

柱の据付

パーゴラの柱を据付ているところ

実際の柱の据付は、他の基礎と同時ではなく、根太を組み上げた後に行った。
さすがに長さ3メートルもある柱だけに、DIYで作業を行うにはかなり難しいものとなった。

写真を見てわかるように、パーゴラの柱を固定する人と、ボルトを固定する人、計3人が必要となった。

プロの造るパーゴラの基礎

右図は、とある公園のパーゴラの基礎。
もちろんプロが設計したものだ。
縮尺は、上のイラストと同じ。
以下にプロが設計するものが大きいかをうかがい知ることができる。
風力などを計算するとこれだけのものになるらしい。
さすがにここまで来ると素人では工事できない。
ただただ驚くばかりだ。

パーゴラ付きウッドデッキの基礎完成

ウッドデッキの基礎は、下図のようになった。
ポイントは、下図赤線のように全ての基礎を一直線上に配置すること。
長手(左右)方向は家やコンクリートのたたきに添って据えればいいだけなので、特に問題にならなかった。
短手(上下)方向は目印になるものがなかったが、施工延長が短かったので、多少ずれてもあまり問題にならなかった。

ウッドデッキ図面:基礎伏せ図

本当なら遣り方をした方がいい

本来ならば、遣り方を作って正確に計測した方がいいんだろうけど、今回の場合は、家の外壁やコンクリートのたたきに平行に基礎を設置すればいいだけだったので、省略した。

水盛り遣り方は自作物置小屋をDIYで作成した時に行ったのでそちらを参照。

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