壁のOSB合板張り工事と並行して屋根のDIYを行う。
物置屋根の図面
屋根の詳細図は下記の通り。
合板の上にアスファルトフェルトを張り、防水処理を施した後、オンデュリン波板という、フランス製の波板を張る。
屋根垂木の取り付け
屋根垂木の割付は上記図面の通り。けらば付近がちょっとややこしい構造なので、2x4工法(ツーバイフォー)の専門書とにらめっこしながらのDIYだった。
意外と手こずったのが垂木の転び止め。垂木が微妙に反っていて、転び止めがなかなか入らないことが多々あった。
屋根下地合板の取り付け
屋根下地合板には、ホームセンターで売っていた専用の耐水合板を使用した。ぱっと見は普通のMDF合板のようだけど、耐水性があるらしい。
下地合板はかなり重たいので屋根まで持ち上げるのにさぞかし苦労するかと思ったが、手伝いに来てくれた友人の協力もあり、スムーズに事が運んだ。
左の写真は、屋根まで持ち上げた合板を、ひたすらコーススレッドで止めている妻の様子。下から見ているととてもこわいけど、いったん屋根に上ってしまえば、それほど恐怖感はない。
この屋根材は、51mmのコーススレッドを使用し、200mm間隔で打ち付けていった。
上の写真が物置内部から見た下地合板と垂木。垂木の転び止めが歪んでいるけど、気にしないことにする。
けらば水切り・軒先水切り
続いては、水切り金物のDIYとなる。
金物もDIYで自作
せっかっくなので水切り金物もDIYで自作することにしてみた。
が、率直な感想は、金物は自作するより買ったほうがコストパフォーマンスは高い。
一応工程をざっと示すと
- ホームセンターでサブロクのトタンを購入
- 金物ハサミで細長く切り出す
- 金物をクランプで固定し、ゴムハンマーで叩いて折り曲げる
- 必要に応じて手で折り曲げる
という感じ。
完成までかなり時間がかかる上にキレイな垂直も出すことができず、かなりアラが目立つものとなった。
上のようにして作った金物を鼻隠しを取り付けてから軒先、ケラバに取り付ける。
アスファルトルーフィング
金物の取り付けと同時作業で、アスファルトフェルトを屋根合板の上に敷設していく。
本来ならば屋根専用のアスファルトルーフィング(ザラザラしていて滑りにくい)を使用すべきところなのだが、施工面積が少なく、アスファルトルーフィングを1巻購入しても大量に余ってしまうので、壁用のアスファルトフェルトを流用した。
アスファルトフェルトを必要分だけカットして屋根に上げる。そして、適当な間隔で、タッカーで止めていく。
アスファルトフェルト同士は、10センチ以上重ねなければならないのだけど、黒いアスファルトに白い目印が付いているのでとてもわかりやすかった。