杭を打ち、整地を終えたら次は水盛り遣りかたを行う。
水盛り遣り方
物置を建てる場所の周りに水貫き板を取り付けるため、水盛り缶を使用し、水平をとる。
水平垂直だけはさすがに「DIYだから適当に」というわけにはいかないので、ペットボトルとホースで自作した簡易水盛り缶で水平を確認することにする。
ペットボトルで水盛り缶を作る
まず、ペットボトルのキャップにホースと同じ径の穴をあける。
そしてそこにホースを入れ、ガムテープでぐるぐる巻きにする。
ネットで事前に調べた感じでは、水漏れに困るという人が多かったようだけど、我が家のDIYでは水漏れに困ることはなかった。
むしろ、水がホースにきちんと入らず、ホースの中の気泡を抜くのが大変だった。
ホースは気泡が入りにくいように、外径12ミリの結構大きめなものを使用したが、これが逆に仇となったのかもしれない。もしかしたら細いホースのほうが空気が入りにくいのではなかろうかと、後になってから感じた。
経験がないDIYというのは苦労するものだ。。。
杭に目印をつける
自作ペットボトル水盛り缶を敷地の真ん中に置き、4隅に打った杭に水平の目印をつけていく。
と言葉で書くと簡単だけど、
- 何度やっても微妙に高さがずれる。
- ホースが細いためか、中の水が張力で真っ直ぐになっていない
ということでかなり苦労した。
結局、一本の杭あたり5回ほどしるしを付け直して、何とかすべてが水平(たぶん)と思われる高さを出した。
やりかた
続いて、水平線を基準に「やりかた」を張っていく。
よくわかんないので、基礎の天端となる高さのところに遣りかたを張る。
水糸を張る
続いて、やり方の上にネジを打ち、そのネジに水糸を結んで基準線を出していく。
大矩を作る
物置の基礎となる長方形を作るためには、水糸同士を垂直にする(直交させる)必要があるのだけど、トランジットがないので、直角を出すための便利な道具「大矩」を手作りした。
大矩に沿って水糸を張る
まずやり方の天端にコーススレッドを打ち込み、基準となる水糸を一本張る。
次にブロックを使用し、大矩を遣り方の天端近くまで持ち上げる。
そして、大矩に引かれた線と水糸が直交するよう微妙に水糸をコントロールして、直角を確かめた上で、水糸を張る。
かなり神経を使う作業だけど、大矩のおかげで容易に垂直を確保することができた。