レンガ花壇を作ると、費用がバカにならない。
いくら激安レンガを買っても、かなりの費用になる。
ということで、レンガを自作してみることにした。
自作レンガの材料
さすがにセメントを使わないと心許ないので、インチキと分かりつつもある程度セメントを配合。
セメント:石灰:砂:砂利=1:1:1:2
普通のコンクリートが
セメント:砂:砂利=1:2:4
ぐらいだから、それに比べると骨材が少なめ。
色粉の量は、かつての経験から適当に算出してみた。
目指すレンガの色は、焼き過ぎレンガのような色。
セメント | 2kg |
石灰 | 2kg |
砂 | 2kg |
砂利 | 4kg |
色粉(赤) | 130g |
色粉(黒) | 30g |
正しい日干しレンガの作り方
西アジアなどの国では日干しレンガの家とかあるけど、ああいうレンガと今回作るレンガは違う。今回のはDIY的インチキレンガ。本物の日干しレンガはセメント等を使わず、藁などを入れる。
配合比率はよくわかんないけど、手元にあるそういう関係の本(謎)を見た感じだと、藁がかなりはいってて、まるで牛糞のよう。
東京のどこかにあるINAXのショウルームでも日干しレンガが見られると書いてあったけど、ちょっと古い本なので、今でもみられるかどうかはよくわからな い。
型枠を作る
せっかくレンガを自作するのだから好きな大きさで作りたい。
今回は敷きレンガを作る予定なので、普通の規格より少し大きめにした。
型枠に使用した材料は、余っていた木。
材料の混ぜ作業

まずはセメントと石灰を混ぜる。
よく撹拌したあと、色粉を入れてさらによく混ぜる。
そして砂利を入れる。
一番右の写真がすべての材料を投入し混ぜのDIYが終わったところだけど、とても色が付いているとは思えない。薄くピンクがかっている程度。
これまでのDIYの経験から考えると、水を投入したとたん、色が浮き出てくるはずだけど…。
水を入れて撹拌

水を入れた瞬間、なんとも汚らしい感じになった。(左写真)
が、混ぜるにつれどんどん赤くなっていき、最終的にはとてもキレイな赤色になった。
型枠に材料を詰める
隙間ができないよう、材料を型枠の中に入れたあと、がっちりと突き固める。

アンティーク風に仕上げてみようと妄想しながら、荒っぽくシャベルで表面を均していく。とっても楽しいDIY。楽しすぐる。
自作レンガの出来上がり

できた!!
型枠を持ち上げて裏返してみます。
が、重い。重すぎ。しかもなかなか型枠からはずれない。
裏側は、たい焼きの皮がはみ出たような状態になっていました。
レンガがもろい
うまくいったものもありますが、部分的に欠けたものから、ひどいものは真っ二つに割れてしまうものまでさまざま。
レンガとして使えなさそうなものは、カナヅチで破砕して、土に返しました。

自作レンガはこんな感じで使ってます

大量のレンガ造りは今回はできなかった。
なので、完成したレンガは、キッチンガーデンでステップとしてとして活躍しています。
なかなかかわいい感じです。
レンガを作ってみての感想
製作時間に関して
はっきり言って大変。
8個のレンガを作るのに3時間かかった。
コストパフォーマンスが高いと思ってはじめたDIYだけど、時間がかかりすぎ。
型枠をたくさん作れば増産できそうだけど、レンガの素(砂とかを混ぜたもの)を作るのが大変。
たくさんのレンガが必要なら購入したほうがいいような気がした。
逆に、庭のアクセントとして使うようなものは、変わった色のものを作って、目立たせるのもいいと思った。
硬さに関して
今回はレンガがとてももろかった。
DIYで手作りしたものだからそんなものだと言われてしまえば否定はできないけど、できれば型枠をはずす時に壊れてしまわないような硬さにしたい。
崩れやすかった理由は定かじゃない。正確に測ったわけじゃないけど、水が多すぎたということもない。
なんとなく石灰が怪しい気がするので、次は石灰を抜いてみようかな。
レンガの色に関して
製作途中の段階では、非常にいい色が出ていて、ほぼ目的通りだと思ったけど、乾いてしまったら、ピンクっぽいし、白っぽい。
小学校の時に絵の具の黒をたくさん混ざると、何を入れても黒になると習ったので黒の色粉は最小限にしたんだけど、もしかしたら増量してもよかったの かもしれない。