型枠を外して、レンガを積む準備をする
最低仕様の基礎が...
「DIYなので最低仕様」ということで基礎の厚みをわずか5センチにしたら、レンガを置いただけで一部の基礎が壊れてしまった。
壊れた基礎の上に積むのは危なっかしいので、軽く壊して砕石として利用することにより、「基礎なし」と同等の施工とすることにする。
本職の人から見れば、アホみたいな施工法だけど、以前作った砂場は、砕石基礎すらない状態で数年経過しているけど、上に乗ったりものをぶつけたりしてもなーんの問題もないし、沈下もしないので、まぁ大丈夫だろう。
1段目のレンガを積む
DIY関連の本などに書かれているとおり、レンガを水につけておく。(レンガがモルタルの水を吸ってしまわないようにするため)
レンガから気泡が出なくなったら、施工可能になる。
モルタルを練る
セメント1:砂3の割合でモルタルを練る。まずは空練りし、砂とモルタルがじゅうぶんなじんだところで水を少しずつ加えながらよーく混ぜていく。
モルタル練りは手が疲れるうえに、後片付け(器具とかトロ舟の洗浄)が面倒なので、DIYの中でも苦手な作業のひとつだ。
今回は天気がよく、モルタルの乾燥が早そうなので、メトローズを混入した。
メトローズとは...
左官用の混和材。 モルタルに入れると、作業性が向上する保水性がよくなる、乾燥が遅くなると言われている。
実際に入れてみると、ねっとりとした感じになり、乾燥も遅くなる。
この「ねっとり感」のおかげで確かにコテすべりはよくなる。
均しモルタル
基礎の上にモルタルを載せる。そして水平を保つために、コンクリートの箇所もそうじゃない所も、モルタルを載せていく。
レンガ積み開始
モルタルを載せたら、レンガを置き、ゴムハンマーで軽く叩きながら、水糸と水平器を頼りに水平をとっていく。
水糸はカーブ(曲線)のおかげで施工ポイントから少し離れている上に、レンガの天端も必ずしも水平というわけではないので、うまくいってるのかダメダメなのか、よくわかんないまま何度もやり直ししながら作業を進めた。
直線部の写真:直線ならDIYでもレンガ積みはわりと容易
コーナー部:端部を切断せずに済んだ
ちなみに、反対側の端部はレンガをグラインダーで切断した。
タガネで割れるとDIY解説本に書いてあるけど、実際はなかなかきれいに割れなかった。
グラインダーで切れば、ものすごい粉塵が出るけど、わりときれいに切れる。
究極的に難しいコーナー部
ほぼ水平になっていると思われる。
1日で35個のレンガを積んだ
結局1日かけて1段目すべてが完成した。実働6時間で35個。
妻と2人でこのペース。つまり2人でやっても10分で1個のペースということになる。
DIYはスローライフだけど、それにしてもスローライフ過ぎる。
その上、姿勢にも無理がかかる、とても地味な作業だ。