コンクリート型枠のDIY
まず、花壇レンガの基礎となる型枠を作る。
プロのように真面目な型枠は作らない。
というか、片側のみに型枠を打つようなケースの場合、どのように施工すればいいのかわからない。
どうせ見えなくなる部分なので、庭の片隅に落ちてた合板を適当に置いて、杭打ちしてコーススレッドで止める。
合板は耐水性のものではないので、雨に晒されて少し曲がっているけど、レンガを積む場所の長さが1メートルちょっとだったので、ソイツを使うことにした。
コンクリートブロック側は、ブロックよりも2cmほど高くコンクリートを打設しなくてはならない。
非常に悩ましいところだったけど、胴縁をブロックに打ち付けることにした。
こういう時に便利なのが、コンクリートネイルという太い釘。
これをブロックとブロックの間のモルタルが詰まっているところに打ち付ける。
コンクリートネイル
コンクリートネイルとは、その名の通り、コンクリートに打ち込む専用の釘。
とても太く、頑丈で、どんなところにも打ち込めそうだが、実際に使ってみるとなかなかうまく使いこなせない。
もっとも、職人がコンクリートネイルを使ってガシガシとコンクリートに釘を打ち込んでいるところを目撃したことがあるので、スキルによる差なのかもしれない。
が、どうもうまく入っていかない。
挙句、コンクリートブロックが欠けてしまった。
振動ドリルで下穴を開けてみたり、いろんなことをやりながらどうにか型枠を作ることができた。
そして完成したのが、下の写真のような型枠。
以前、レンガ積みをしたときに基礎コンクリートの厚みを5cm程度としたところ割れてしまったので、今度は8cmぐらいにした。
本来ならば基礎コンクリートの下に砕石を敷かなければならないんだけど、花壇の中に採石が混ざるのが嫌なので、これは省略。
基礎砕石を使わないのは、いろんなところに書いてるけど、我が家のポリシー。
が、これが後で命取りになろうとは…。
コンクリートを練る
セメントが余っていたのでプレミックスのものではなく、自分で作った。
配合比は適当だけど、1:2:3ぐらい。
セメント:砂:砕石の配合比は、1:2:4でも1:3:6とかが理想なんだろうけど、砕石をたくさん入れると、とにかく混ぜにくい。
なので、砕石を少なめにした。
コンクリートを流し込む
型枠の中に、コンクリートを流し込む。
コンクリートというものは非常に重い。
大まかだけど、コンクリートの比重は2.3とか2.4ぐらいなので、型枠が貧弱だと普通に打っ壊れる。
今回は特にいい加減な型枠だったので壊れるのではないかと思ったけど、全然平気だった。
流し込んだコンクリートは、隙間ができないよう、ガシガシ突く。
流し込みが終わりまった。なかなかいい感じ。
既存のレンガ花壇との取り合いもたぶん大丈夫だと思う。
そして…型枠をはずす
数日後、型枠を外しました。
大変なことが起きていた。
2箇所のコンクリートのうち、1箇所が型枠ごと土から抜けてた。
こうなったらヤケクソ、土の上に水をまきモルタルを均して、基礎コンクリートを置き直しました。
やっぱり基礎砕石は必要なんです。
そうでなくても、コンクリート打設前に散水ぐらいは必要だった。
一応、花壇ブロックの基礎完成
なんとか花壇の基礎は完成しました。
多少ゆがんでいるようにも見えますが、写真のアングルのせい。
少なくとも、水平方向は問題ない仕上がりになっている。