ブロック塀を塗るに際してまず必要なのは下地の調整。下地調整をきっちりやることによって、施工後の割れやふくれなどを抑えることができる。
この工程を怠って施工すると、プロの場合はクレームの対象になるのできっちりと行っているようだ。
せっかくなのでDIYでもちゃんとした下地調整をすることにする。
下地調整の工程
下地調整は、以下のように進めて行った。
- シーラーの塗布
- 軽量モルタルの施工
- アリスグラスファイバーネットの伏せこみ
シーラー(吸水調整剤)の塗布
まずは、シーラーをブロック塀に塗る作業から。
シーラーには、NSハイフレックスを利用した。
NSハイフレックスは、ホームセンターでの取り扱いも多く、施工も簡単なのでDIY向きだと思う。
ただ、若干値段が高いのが玉に瑕。
こいつは、施工が簡単だ。
害の有無は別として子供でも濡れる。
というか、塗りたがるので、勝手に塗らせた。
広い面も狭い面も、NSハイフレックスの塗布は子供が勝手にやってしまった。
我が家では、DIYも子供の仕事となりつつある。
軽量モルタルの施工
引き続いて軽量モルタルをブロック塀に塗っていく。
使用したのは、富士川建材の「ラスモル」。
普通のモルタルを垂直塗りするのはかなり難しいので、ちゃんとできるか心配だったけど、軽量モルタルは粘度が高いので、思いのほか簡単に施工できた。
最初はボトボト落としたけど、途中からは慣れてきて、わりとスムーズにできた。
DIYのベテランでもない妻でも塗れるぐらいなので、DIY好きの人なら楽勝だと思う。
思いのほか難しかったのは、軽量モルタルの施工厚さを一定にすること。
分厚く塗りすぎて材料が足りなくなったので、途中からは近所のホームセンターでも入手可能な、昭和電工の「ハイモル補修用」という製品を使って塗った。
グラスファイバーネットの伏せこみ
プロは、ブロック塀にジョリパットを塗るときにグラスファイバーネットを伏せこむというので、試してみることにした。
軽量モルタル施工後、乾燥する前にグラスファイバーネット壁面にぴたっとくっつける。
そして表面をコテがけしていったら、ネットがモルタルの中に入って行き、いい感じになった。
コイツは思いのほか簡単な工事だった。